山手線全30駅 JY09田端駅:"田端一円に私が結界を張っている”と言いはる鍼灸の先生の話

田端駅(たばたえき)は、東京都北区東田端一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。

特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。駅番号は京浜東北線がJK 34、山手線がJY 09。北区最南端の駅及び最東端の駅である。

田端駅 - Wikipedia

"田端一円に私が結界を張っている”

腰に大怪我を負ったそいつに付き添う形で通う

 田端に鍼灸の先生がおり、ある期間通った。

 事故により、腰に大怪我を負ったそいつに付き添う形で、通いはじめた。少しでも良い状態になれば、そんな想いであった。

 話に聞いてはいたが、先生は変わり者で、いわく

 "田端一円に私が結界を張っている” "私が守っているのだ”

 ....そういった類のことを話す。

 内心、“やべー” “噂には聞いていたが、本当にヤベーやつだ!”

 とは想ったし、もちろん、そういうものでもある事も知っているから、聞いてはいられる。

 目的は鍼灸。結界ではない。

寝たきり状態になっている奥さんのため開業

 以前から、そいつはこの先生にお世話になっていたらしく、"怖い”と言っていた。

 自分としても、真顔で怖いことを言っているから、似たような印象は受けた。ただ、話しを聞いていくと、どうも、違うのではないか、少しづつ変化がみられてきた。

 何度か通う中で、そういった想いになった。また、そいつの母も以前からお世話になっていたこともあって、先生についての話をしてくれた。

 事故が影響して、奥さんが寝たきり状態になっているのだとかで、外出が難しくなってしまった。

 身のまわりの世話もしなければならなくなる事から、家で鍼灸の仕事をしてみたら、という発想から始まったらしい。

 "田端一円に私が結界を張っている” "私が守っているのだ”といった発言も、寝たきりの奥さんを抱えつつの状況下なら、理解できる。そう想って向き合わなければ、やっていけないということか。

 そのようにも考えられる。

変わっている。結界だけでなく"ピラミック”

 施術もどうも変わっている。

 自分も"鍼灸”といったところで、実際はどういったものか理解できていない。が、変わっている様に感じる。

 調子の良くない部位の上下に"ピラミック”というものを貼る。そいつは、傷口上下に貼られていたか。

 テーピングの巻き方で、体調が良くなったり、悪くなったりといった話もしていた。部位に手をかざすことで、何かを感じとることができるらしく、

 "あなた坐骨神経痛”

 そんな事もいわれた。

 他にも、円錐状のものが付いた紐を手に持つ。すると、円錐状のものが回り始める。左回り、右回りで何かがちがうとか、そんな事も言っていたか。

絵で表現するとこの様に(*‘ω‘ *)   

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「天元突破グレンラガン」シモン”の“コアドリル”

 「天元突破グレンラガン」主役“穴掘りシモン”が首から下げている、“コアドリル”のようなものに紐が付いており、紐の先を持ち、たらす。すると、ゆっくりと動き出す。“右回り”もしくは“左回り”

 少しづつ回転が速くなってくる。

 そんなことを、"田端一円に私が結界を張っている”と言いはる鍼灸の先生の話を想い返した際、「天元突破グレンラガン」をもう一度見たい。シモン!だ、ニア・テッペリン!だ。

 そんな想いで、「劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮・螺巌編」を買い求めた(*‘ω‘ *)

天元突破グレンラガン~紅蓮編~ 名シーン 


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劇場版 天元突破グレンラガン Blu-ray BOX(完全生産限定版)

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“何かしらの理由をつけて会う”

そいつの母と親睦を深めるきっかけになるなら...

 そいつが言うように、怖いとは想った。真顔でこういった類のことを言われたら、そんな想いにもなるだろう。ほかにも、"スカイツリーがどうしたこうした”という話もしていた。

 どうも、気持ちの部分もあるのではないのか。施術をしたからどうこうといったことではなく、“何かしらの理由をつけて会う”

 そういった一環として、 “本当にヤベー”先生が開いている、鍼灸整骨院に通う。そういった中で、そいつの母と親睦を深める。また、見聞きをすることもマイナスであることもない。

 田端駅構内の小物屋さんで面白いものを見かけたこともある。家に帰る際にもどこかに寄れることからも、悪い話なわけがない。気分転換にもなるはず。当時、余裕がなく、そこまで考えることも出来なかった事は、申し訳なくも思う。

奥さんに先立たれ、後を追うように亡くなられた...

 そいつとその母と、自分の計3人で、田端で待ち合わせなどして、鍼灸整骨院に向かった。施術後に食事をしたり、カラオケにもいった。なんどか、そうやって通うことをしたが、ある時期から難しくなり、通うこともしなくなった。

 それから、長い月日が経った。

 ある日、そいつの母と話す機会があり、切り出してきた。奥さんに先立たれ、後を追うようにその先生も亡くなられたと....