山手線全30駅 JY19原宿駅:明治神宮の初詣とドナルド・キーンさんの『明治天皇を語る』のなかにあるお話...
JY19原宿駅
Ⅰ.ドナルド キーン [明治天皇を語る]
明治神宮に初詣に行くのですが、人が多い。
以前と比較しても、年々増えているのかな、と思ったりもしてます。ま、実数を把握しているわけでも無いので分からないところでもありますが。ただ、人が多い。なので、人だかりに並んでいるものの中々前に進んでいかない。
そこで、明治神宮に行くたびに、話し出すことがあります。そのひとにも度々はなしたとも思うのです。ドナルド キーンさんの『明治天皇を語る』のなかにあるお話。
明治神宮のおみくじ吉凶がない
[徳川幕藩体制]古い体質を変えようとする例
何点か、個人的に気になるところを挙げていくと、、、
“風呂嫌いで、夏以外風呂に入ることはない”
“お刺身が大嫌いで絶対に食べなかった”
“川魚は好きだが海魚は絶対に食べない”
“花見も嫌いでなるべく花見へ行かない”
“電気嫌いで蝋燭を好むも、当時、蝋燭の質も悪く煤が出て壁や天井も真っ黒に。ただそれにも無関心”
さらに風呂ギライだから使えている皆さんも大変だったのではないでしょうか。
....刺身が嫌い、海の魚も嫌い、花見も嫌い、清潔さに興味がない。かなり変わった日本人だったようだ。
と、こういった類のことを、そのひとに話すも、全くの無関心。興味がないのだろう。むしろ、「なにこの人?」といった目で僕を見ている。
自作ろう引きした袋(*'ω'*)
明治神宮おみくじ吉凶ない より良くImage
僕も「なにこの人?」って思われるために、上記の話をしようと思ったわけではない。暇だし、先になかなか進まない。なので、話自体面白いから話しただけなんだけど、興味ないらしい。
屋台が出ていて、そこでお食事をした。笑顔になった。分かりやすい。
たとえば、徳川幕府が旧態依然とした古い体質の保守的な存在の日本だったとすると、
“刺身が嫌い、海の魚も嫌い、花見も嫌い、清潔さに興味がない。かなり変わった日本人”
だったからこそ、その保守的で古い体質の日本を変えて行けたのだろうと思った。かなり昔に読んだ本だったが、そんな風に思っていた....
ドナルド・キーン(1922年6月18日 - 2019年2月24日)は、アメリカ合衆国出身の日本文学者・日本学者。
日本文学と日本文化研究の第一人者であり、文芸評論家としても多くの著作がある。日本国籍取得後、本名を出生名の「Donald Lawrence Keene」から、カタカナ表記の「キーン ドナルド」へと改めた。通称(雅号)として漢字で鬼怒鳴門(きーん どなるど)を使う。
コロンビア大学名誉教授。日本文化を欧米へ紹介して数多くの業績があり数多くの大学や研究施設から様々な受賞経歴を持つ。称号は東京都北区名誉区民、新潟県柏崎市名誉市民、ケンブリッジ大学、東北大学、杏林大学ほかから名誉博士。賞歴には全米文芸評論家賞受賞など。勲等は勲二等。2008年に文化勲章受章。また、日本ペンクラブの名誉会員であり、2012年11月26日の日本ペンクラブ創立記念懇談会では演説を行った。