埼京線全19駅 JA15赤羽駅:2008年秋から冬にかけての話....『赤羽某カラオケ店でのバイト編』 

 

 

 赤羽某カラオケ店で夜勤のアルバイトをしていたようです。

 そいつの母は、"夜のお仕事など、してはいけません”と、何度も言っていたらしい。また、あまりに状況の変化がみられないことを嫌って、カラオケボックス店にもかけ合ったのだとか、ただ、改善されることはなかった。

 時期的に、自分とそいつとも距離があり、そいつの母から電話がかかってきた事も何度かあった。

 "そちらに行っていないか?”と、

 "いない。どうしたのか?”と尋ね返した。

 すると、

 "家に、帰ってこない”との返答。

 心配になり、そいつと連絡を取り、会う事をした。以降、会う頻度が上がった。赤羽。

 少し考えてみると、そいつが終始言っていたことは

 "家が合わない”

 に尽きる。

 "母と合わないのだ”と終始言っていた。

 

 カラオケ店でのバイトも、そいつの母の反対を押し切り始めたようだった。個人的に、その判断に関してプラスに捉えていた。たしかに夜勤はまずいかも知れないが、とはいえ、いつまでも実家に厄介になるわけにいかない。

 ただ、母としての考えも理解できるところでもあるし、結果、そいつの母からの電話での話の内容からも、"良くない状況なのだな”と察し、連絡を再度とり始めた。

 

 会う頻度も増え、話しを聞いてみることにした。

 "やはり、良くない”

 良くないことが周りで多く起きているようだ。また、断ることが苦手というキャラクターもつけ込まれやすいのだろう。安請け合いをしてしまい、20うん連続で夜勤というシフトいれてしまったりと、おかしなことが起きていた。

 やはり、そういった類の話を耳にすると、心配にもなってしまう。そいつの母の気持ちも分かるのだ。行けるときには赤羽に足を運んだ。

 合間を見つけては、どこかで会ってお話をしたり、近くのこじんまりとした、カラオケ店"トマト”で歌をうたったりもした。

 2008年秋から冬にかけての話になる....